2013年10月3日木曜日

初めは好きになれなかった庄内の冬。 でも、庄内のおいしい食べ物のおかげで、それが魅力に変わりました。-海藤さんは北九州市小倉のご出身ということですが、県外の方から見た庄内の食の魅力はどんなところでしょうか。

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焼き菓子工房 Sweet☆みぃ

経営

海藤道子さん




「これ!」と思ったことは、即、行動に移すバイタリティあふれる海藤さん。
「食」の活動の原点は、ご両親のユニークな食育にあったようです。
庄内から遠く離れた北九州市小倉から庄内へ来て10年。
「庄内の食の魅力」について伺いました。

 
 
初めは好きになれなかった庄内の冬。 でも、庄内のおいしい食べ物のおかげで、それが魅力に変わりました。
-海藤さんは北九州市小倉のご出身ということですが、県外の方から見た庄内の食の魅力はどんなところでしょうか。
 
 
山菜
こちらへ来てまずびっくりしたのは、山菜ときのこの種類の多さと値段の安さです。両親はもう他界してしまいましたが、袋にいっぱいのこごみを送ったのをとても喜んでくれました。「こんなにたくさん!高かっただろう。」って。送料の方が高いぐらいなんですけどね(笑)。私の実家のあたりでは、山菜は高価で、種類も少ない。特に、こごみは料理の上にちょん、とのっているぐらいなんです。そんなこごみをボウルいっぱい胡麻和えにして食べた、と両親が喜んでくれたのを覚えています。
でも、こんな風に庄内と庄内の食材を好きになれるまでには、いろいろ大変でしたよ(笑)。毎日続く冬のどんよりした灰色の空や、どかっと降る雪。私は雪かきをしたことがなかったので、大雪の時には、泣きました。「もう、小倉へ帰る!」と何度言ったことか。でも、ある日、アルケッチァーノの奥田シェフの料理教室で「この雪解け水や冬の寒さが、お米や野菜をおいしくするんだよ」と聞いたんです。そしたら、厳しい冬も、どか雪も有難いものなんだなぁ、と思えるようになりました。そんな風に、奥田シェフをはじめ、地元の方々に色々なことをおしえていただくく中で、庄内の自然と食材の魅力がどんどん分かってきました。気がついたら、「パパ、庄内に連れてきてくれてありがとう」って主人に言っている自分がいました。

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